Caldo 
       
       
      
        
          
             
             
              頭がガンガンする。熱はあるのに汗が出ない。不快な感覚が体中で渦巻いている。 
 横になっているのにめまいを感じ、「なんでこんな時に」とディーノは自分の不運を嘆いていた。 
 
 
 誕生日パーティーの最中から嫌な感じはしていたのだ。だが「飲み過ぎたかな?」と思ううちに熱っぽさは増していき、パーティーを終える頃には部下達にバレはじめる程の不調にディーノは陥っていた。 
 最後の客を見送ると同時にベッドに放り込まれ、そこからの記憶が無い。掛かり付けの医者が入室する音で目を覚ましたが、それがよかったのか悪かったのか。 
 医者からはウイルス性の発熱で寝ていれば治るとの診断結果に、とりあえずファミリー一同は安心した。だが、疑っていたインフルエンザではないという事は「特効薬無し」とイコールだ。症状緩和の処方薬を飲んでしまうと、あとはひたすら安静にするしかない。しかしこれがディーノには辛かった。 
 軽くはなったとはいえ途切れぬ頭痛がディーノを眠りから遠ざける。睡眠薬を増やせば眠れただろうが、万が一起きられない事態になるのは避けたいと言ったのはディーノだ。 
 ボスの体調を気遣い、いつになく屋敷は静かだった。しかし、そこは大所帯のキャバッローネ。体の不自由さを補うためか、ディーノは静けさ故に浮き上がる気配を敏感に感じ取ってしまっていた。 
 廊下を行き交う警備担当や緊急時の連絡係など詰め要員。常なら居て当たり前のそれらが煩わしいと感じるなんて。 
 ディーノはボスとして己を恥じたが、それで具合が良くなるはずもなく。かえって頭痛のタネが増えただけという笑えない状態になってしまった。 
 そんなディーノが熱にやられた頭でグルグルしていると、ロマーリオがミネラルウォーター片手に様子を見に来た。 
「なんだ、起きてたのかボス」 
「まあな」 
 起きていたのではなく眠れないが正解だが。あえて正すことでもないと適当にした返事から、腹心はある程度読み取ったらしい。 
「人を減らすか?」 
「いや、それはそれで落ち着かねー」 
 それよりディーノのように体調を崩した者がいないかと聞くと、ロマーリオが安心しろと返した。 
「ボスみたいに倒れた奴はいねえよ。病人がいねえとは言わないが、そん中でもあんたが一番重症だ。…分かったらおとなしく休んでろ」 
「そっか。ならいい」 
 ディーノがそう言って目を閉じてじっとしていると、サイドテーブルに水を置く音がして、ドアが小さくカチリと鳴ったのを耳が拾ったのを最後に、再び部屋に静寂が戻ってきた。 
 
 
 ドアから遠ざかる気配を追って、ディーノの口から長い息がこぼれた。 
 寝たふりが通じる部下ではない。だが、ディーノのささくれ立ちかけているのを察して一人にしてくれたのだろう。 
 カチカチと響く秒針の音をBGMにぼんやりとまわる天井を眺めていたが、いつの間にかうとうとできたらしく、時計を見るとロマーリオの退出から1時間ほどたっていた。 
 喉に渇きを覚え、ゆっくりと上体を起こすとロマーリオが置いていった水を口に含んだ。ガス抜きのまろやかさに喉のほてりが和らいでいく。 
 ぬるめの水を喉に流し込み、ディーノは再び横になった。 
 少しでも眠れたおかげか、ディーノは身体が軽くなった気がした。まだ頭痛はするし吐く息も熱い。だがさっきまで感じていたイライラが消えていた。 
 ファミリーに類が及んでいないと聞いたからかもしれない。 
 ファミリーに病原菌をボス自らバラまくなんて情けないことこの上ない。それを思えばキツイ思いをするのがディーノだけですむなら、その方がいいに決まっている。 
 
『気が向いたら行ってあげる』 
 ディーノの誘いに笑いながら返された一言。 
 これは来る気がないなと分かった。浮かべるその表情まで脳裡に再現できてしまうのが、嬉しいような寂しいような。 
 だがここでくじけているようでは雲雀との逢瀬など夢のまた夢である。 
「そうだ、恭弥の好きなアレ用意したぜ」 
『好きなのはあなたでしょ』 
 雲雀の声が少し優しくなった。それだけで気持ちが浮き立つ自分も簡単だと思うが、雲雀だからこそ心が動くのだとディーノは知っている。 
「恭弥と俺が好きなアレです」 
 言い直すと『僕が行くまで勝手に飲まないでね』と念を押された。 
 やっぱり好きなんだろと、のどまで出かかった言葉を飲み込んで応える。 
「ん、恭弥が来るまで待ってる」 
 
 ディーノの返事に「じゃあね」と言って切れた電話が1週間前のこと。電話の相手は予想通り来ていない。 
 もとよりパーティーなんて来るはずのない恭弥だ。来てくれたとしても終わった頃くらいが譲歩の限度とディーノは見ていた。 
 が、ディーノが倒れてからすでに数時間は経っている。 
「…気が向かなかったんだな」と出した声に寂しさと安堵がにじんでいた。 
 正直つれないと感じないとは言わない。特別な日は側にいたいし、いてほしい。いつもだったら愚痴のひとつもこぼしていただろう。 
 だが、今日は違った。今、雲雀に病気を移す心配がないことのほうがディーノを安心させた。 
 怪我には滅法強いくせに、風邪をこじらせて寝込むを毎年やらかす恭弥だから、こんなのをうっかり移したりしたら、ディーノは心配で心配で側を離れなくなるに決まっている。 
 まあその前に面会を拒否られそうだが。 
 思い描いた場面に笑いが込み上がり、その振動にこめかみがズキリと痛みを訴えた。 
「くそっ」 
 思い出せと言わんばかりに響く痛みに、ディーノは悪態をついた。 
 苛立ちが増していくのが分かり、ディーノは目を閉じてゆっくりと深呼吸を繰り返した。 
 落ち着け、落ち着けと己をなだめる。 
 感情のコントロールが緩くなっていることで、ディーノは自分が思ったより弱っているのだと情けなくなった。 
 眠りたい。眠りさえすれば回復に向かうはず。 
 近づかない眠りを引き寄せようと、まぶたに力をこめる。 
 どうせファミリーが気になって熟睡などできないのだ。眠っていても頭のどこかは周囲の気配に向かっている。ディーノが芯から寝たと思えたのは雲雀がいた時と、あとは…。 
「……恭弥がいてくれたら良かったのになぁ」 
 ポツリと呟きが落ちた。 
『あなた、本当はどっちなの』と呆れ声が聞こえた気がした。 
「そうだよな…」 
 いてほしい。いてほしくない。やっぱりいてほしい?自分でも勝手すぎないかと口端が歪む。 
「どっちなんだろうな…」 
『分からないくらい耄碌したんだ』 
「ははっ…、俺まだ三十路だぜ。モウロクじゃなくてモウロウって言ってくれねぇかな」 
 笑えた自分にホッとする。 
 そう。こんな風に想うだけでディーノを嬉しくも寂しくもさせるのは雲雀だけだ。 
『いてほしくないならそう言いなよ』 
 甘い台詞は期待するだけ無駄だと分かっているが、妄想のくせになんてことを言うのか。 
「いつだって恭弥に側にいてほしいに決まってるだろー」 
「言えるじゃない」 
「…………あれ?」 
 目を開いて頭を横に倒す。 
 そこには黒いスーツに身を包んだ、ディーノの愛しい人が立っていた。 
 
 
「……恭弥?」 
 ディーノが何度瞬きしても消えない。 
 先程まで思い描いていたのとそっくり同じ顔がディーノを見下ろしている。 
「本末転倒って知ってる?」 
 あなたがやってることだよと笑われる。 
 休みを作るために無理して、それで体調を崩して休みを寝潰す。全くもってその通りなので返す言葉もない。 
 その休みも「恭弥と過ごしたいから頑張ったのだ」と言えば少しは優しくしてくれただろうか。いや、結果雲雀を遠ざけてしかるべきな状態になったのだから、やはり慰めの言葉などもらえるはずもない。 
 けれど、ディーノにはそんな些細なことはもうどうでもよくなっていた。 
 ただ雲雀がそこにいる。それがディーノを幸せな気分にしてくれるのだから。 
 言葉なく見上げるディーノに雲雀の目元がほんの少し細められた。 
「眠れないんだって聞いたよ」 
 伸ばされた指先に前髪を梳かれ、その感触にディーノの口からため息がもれた。 
 こめかみをかする指が気持ち良くてうっとり目を閉じ、そこではたと気付いた。 
「恭弥っ、俺に近づちゃだめだっ」 
 慌てて押さえた口もとの手を髪から離れた指がなぞってきた。 
「いまさらでしょ?」 
 ウイルス性と診断されたディーノに近づけば近づくほど感染のリスクは上がる。もし空気感染ならキャバッローネの屋敷に入った時点でアウトだ。 
 すでにディーノの部屋に入りディーノに触れた雲雀にするには遅すぎる警告だったと手を下ろしたら、またクスリと笑われた。 
「叱らねーの?」 
「叱ってほしいならしてあげるけど」 
 今は勘弁してくれと言えば、仕方ないねと雲雀は肩をすくめた。 
 今までなら管理がなってないと問答無用と冷たく切り捨ててきた雲雀がいつになく優しい。 
「…恭弥?」 
「起きられる?」 
 肩に雲雀の手が添えられる。 
 だるい体に力を入れながらディーノがゆっくり動くと、雲雀が背を撫でてくれた。 
 ディーノの姿勢が落ち着くのを確認した雲雀が手を離す。 
 すると、温もりが背中から離れたと感じると同時にディーノの体が大きく震えだした。 
 自身の反応に驚いて腕を押さえてみるが、ディーノの意思とは逆に震えは大きくなっていく。どうしたら止まるかと思っても、痛む頭では考えがまとまらない。 
「ディーノ」 
 フッとディーノの震えが止まった。背中に温もりが戻っている。 
 いつの間にか下を向いていた顔を覗き込まれているのに気付いた。 
 ディーノが視線を合わせると、雲雀の目が再び細められる。 
「こんなあなたを見るのは久しぶりだな」 
「…そうだっけ?」 
「あの時は咳が酷かったね」 
 咳が酷かった? いつのことだろう? 
 キャバッローネを継いでから怪我で身動きがとれず寝込むことはあっても、病気にだけは気をつけていたディーノだ。体調不良で寝込んだなんて…。 
 背中から腕を伝った雲雀の手がディーノの手に触れ、そっと開かせる。 
「しっかり持って」 
 開いた手にディーノが使っている湯呑みが押し付けられた。シーツをつかんでいた方の手もとられ、湯呑みに添わした上から雲雀の手に包まれた。 
 湯呑みから伝わる熱がじんわりと手の平を温めてくる。ふわりと立ち上った香りは、鼻腔に広がるとスッと抜けていった。 
 この感覚は…。 
「日本酒?」 
 
 
「風邪にはこれが一番なんだよ」 
 そう言って、雲雀は手に持ったジョッキをディーノに突き付けた。 
「恭弥っ、来ちゃ、ダメだって、言ったっっ」 
 マスクの下から搾り出した声は咳に途切れて聞き取りにくい音量しか出ない。 
 こんな状態になったにはもちろん訳がある。 
 
 渡日までに少しでも仕事を片付けようと無理をした。自覚はあったが、体力に自信のあったディーノは大丈夫とたかをくくってしまったのだ。 
 機内の乾燥した空気にやられたらしく、気付いたら呼吸が荒く、のどを傷めてしまっていた。 
 熱はなかったので無事に入国できたものの、乾燥した冬の空気がのどに良い訳もなく。並盛に着いた頃には腹筋が痛むほどの咳になり、ホテルにチェックインと同時に部屋に監禁状態となってしまった。 
 挨拶に行く予定だったリボーンには「こっち来んな」とバイキン扱いされたがそれはどうでもいいとして。 
 搭乗前にメールを送った相手が問題だった。 
 咳をするたびに打ち間違えて時間のかかった謝罪メールは送った。「手合わせは延期」「元気になったら連絡する」と。 
 予想通り返信は来なかった。寂しくはあったが体調を崩したディーノが悪い。 
             静かに稼動する加湿器に目をやり、「恭弥ぁ、ごめんなぁゲホゴフッ」となったところでバンッと扉が開けられた。 
「さあ飲みなよ」 
「来ちゃダメだってっ」 
「だからさっさと治せって言ってる」 
 噛み合わない会話の脇ではディーノの部下がオロオロしている。 
「なあ雲雀。飲めって言うが、どうみても飲みにくそうだぜ」 
 ソレ、と指すのはもちろんジョッキの中身だ。 
「君達は知らなくて当然だけど、これは日本に伝わる民間療法なんだ。今も残るくらいなんだから効くに決まってる」 
 言い切る雲雀は見栄や意地ではなく自信に満ちている。 
 買い物に付き合わされた部下は、まさかそんな用途に使われるとは思わず雲雀は止められなかったことを悔やんだ。だってどう見たって…。 
 
 
「あ、甘い」 
「砂糖が入ってるからね」 
「はー…、ちゃんと飲み物だったんだな、玉子酒って」 
「あれも玉子と酒なんだから言葉としては間違ってないよ」 
 言葉はあっていても出来上がりが違えば大違いだぞ。 
 出かかった台詞をディーノはまろやかな酒と一緒に飲み込む。別に昔を咎めたいわけではないのだから黙っていても問題ない。 
「あの時だって飲んだからすぐ治ったでしょ」 
「あー…うん…」 
 飲んだというか、正確には口元押し付けられ、傾き始めた中身をあちこちに零すのはマズイとの判断から飲まざるを得なかったというのが正しい。 
 並々と満たされた日本酒に落とされ掻きまぜられた生卵。痛むのどには優しいといえたかもしれない。だがまた出されたら土下座で断るだろう。 
「あなたが好きならあれも作ってあげようか」 
 雲雀の恐ろしい提案にディーノが首をブンブン振ったら、頭蓋を襲ってきた痛みに体が跳ねる。 
 あ、ヤバッと目をつむったディーノだったが、予想した衝撃とは別の力に目を開けた。 
「いっったっ」 
「あなた、自分が不調だって自覚あるの」 
「……手間かけてすまん」 
 ベッドに倒れ込み湯呑みの中身をぶちまけるという不格好は雲雀のおかげで免れた。が、できればもう少し優しい方法が良かったと望むのはディーノの高望みだろうか。 
 ディーノが背を立て直すと、わしづかまれた頭から雲雀の手が離れていった。 
「まだ飲む?それとも寝る?」 
「飲みたい」 
 雲雀がディーノのために作ってくれたものだ。飲み残すなんてできるわけがない。 
 底に残っていた分を飲み干すと、雲雀が手を差し出した。 
「すぐ戻るけど、寝てもいいよ」 
「だから、眠れないんだって」 
「そう?」 
 雲雀に渡した湯呑みを目で追おうとして、ディーノはまぶたが重いことに気付いた。そういえば頭痛も軽くなっている。 
「…玉子酒すげー」 
 ディーノの感嘆の言葉に雲雀が当たり前だと頷いた。 
「眠れば汗もかくし熱も下がる。さっさと元気になって僕の相手しなよ」 
 そう言って、雲雀は湯呑みを手に部屋を出ていった。 
 ドアが閉まり、聞こえる足音が遠ざかってから、ディーノはもそもそとベッドに潜り込み深呼吸をした。 
 頭痛はする。熱もある。体はまだ不調を訴えている。 
 だがディーノの口元には笑みがあった。 
 身の内に溜まっていたイライラが消え、楽に息ができる。 
 今なら眠れるだろう。それも気持ち良く。 
 眠りたい。早く元気になって雲雀と過ごしたい。 
 でもまだ眠りたくない。雲雀が戻ってくるまで待っていたい。 
 どちらも同じ強さでディーノの中を占めていたが、どうも体が回復優先を主張したらしい。 
 まぶたが上下からせまり視界をふさいでいく。 
 目元をこすりドアがある方向に顔を向ける。もう少し、もう少しだけ起きていなければ。 
 足音が近づいてくる。世界でただ一人、ディーノを眠らせてくれる人が。 
 耳がカチャリとドアノブの回る音をひろう。だが目はもう開けていられなかった。 
「……ディーノ」 
 確かめるような小声がディーノを呼ぶ。 
 応えたいのに体はもう眠りの態勢に入っていて動かない。 
 そのまま雲雀は出ていくかと思ったが、ひそめた足音は近づいてくる。 
 うっすら残る意識が枕もとまで来た気配を感じた。 
「弱いあなたは嫌いだけど」 
 小さな呟きに胸を暖かくする気持ちがにじんでいると思うのは自惚れではないはず。 
「弱ってるあなたは可愛くて悪くないね」 
 可愛いはないだろう?と思うが唇も動かない。 
 正直、病に倒れるなんてついてないとへこんだが、雲雀がこんなに優しくしてくれるならこんな誕生日でも悪くないかも。 
 そう思ったのを最後に、ディーノは眠りに引き込まれていった。 
 
 
 だるさを残しつつ熱もすっかり下がった翌朝。 
 起きたディーノが目にしたものは、鍋いっぱいの玉子酒と空になった日本酒の瓶に1枚のメモ。 
 鍋の蓋にはBuonCompleanno!と書かれた紐。差し出してきた部下いわく。『全部飲まないと別れるって言っておいて』だそうだ。 
 瓶は雲雀と飲もうと取り寄せた日本酒で、きれいに空っぽにされていた。おそらくこれで玉子酒を作ってくれたのだろう。ウマイはずだぜこんちくしょーと嘆いても、玉子酒は大吟醸に戻りはしない。 
「なにがBuonCompleannno!だ、もとは俺の酒じゃねーか」 
 玉子だってわざわざ持って来たとは考えにくい。つまり雲雀の懐からは何一つ出ていない。 
 極めつけのメモには「しばらくイタリアには戻らない」ことが綺麗な字で書かれている。 
「元気になったら手合わせって言ったの恭弥だろーっ!!!」 
 空しさに叫んでも雲雀はすでに遠い空の下である。 
 煮詰まり気味の玉子酒を飲みながら、やっぱりとんでもない誕生日だったと涙をにじませるディーノだった。 
 
 
 
 
             
             
                                                Fin. 
             
             
                                                     2012.
            2. 4 
             
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      私が書いたにしてはわりと甘め?(笑) 
      最初に思いついたのは22*15だったんですが、 
      32*25(くらい)がメインになってしまいました。 
      22*15も書こうとしたんですよ? 
      でもココに入れると長くなりそうなのでさっくりあっさりに(笑) 
      22*15はまたそれだけで書きたいです。 
       
      ボス、お誕生日おめでとうー! 
       
       
       
       
        
       
       
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