誰も知らない金色 ヒル魔さんのイメージは金色だ。 そう言うと、たいていみんな納得する。 髪の色が目に飛び込む度にドキドキした。 最初は『何をさせられるんだろう』だった。 いつからか『何をさせてもらえるんだろう』になった。 いつでも前を向く背中は、僕には光を縁取ったかのように眩しく映る。 頼もしいデビルバッツの金の光り。 でも僕は知っている。 薄闇の中、僕を見る金茶の瞳。 滲む視界に強い光りは僕を縛り付ける。 空がしらみはじめ、差し込む朝日にほのかに透ける金髪。 まどろむ僕を温かく包み込む。 眩しい金色は隠す事など出来ないし、したいとも思わない。 だって僕は持っているから。 鋭く光る金茶。 淡く光る金。 この2つは僕だけのモノだから。 誰も知らない、僕だけの金色。 |
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≫ でも、確かにそこにある無色 | |
『8Color』 SCHALK.様より | |
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